素直でいること
誰といても、素直な自分でいることは最高の理想で、イノセンスに生きることは全人類の目標だと思う。
気取らず、素敵な人間性を確立した上で、遺憾無くそれを発揮できることが、幸せというものだと思う。
そして、素直でいることと頑張ることは、けっして正反対ではないと思う。
私がイノセンスになれる瞬間はいつか、少しだけ考えてみる。
地元に帰ったとき?高校と中学の部活の友達に会ったとき?
地元というものを私は忘れられないのだろうか。大学の頃の私は少しもイノセンスではなかった?
そんなことはないか。友達とアホやってた時は自分に素直といえばそうだったろう。
大人の真似事ばかりしていたガキは、今も全然変わらない気がする。
イノセンスな瞬間ってなに?素直ってなに?わたしってなに?
「ほんとうの自分に嘘をついていきている」その通りだと思う。
私は自分に合った仕事をしていない。けれどそれをわかって進んだ道だし、合った仕事をやったから素直に生きれるかと言われたらそれもまた違う話。
では、どうすれば良いか。
自分の城を作るのだ。
自分が素直で入れるところ。
気持ちを誰の目も気にせず吐き出せるところ。
甘えられるところ。
そうか。
僕は文章の中に生きていたんだ。
赤裸々に、自分の気持ち、欲望、渇望、文句、思いつき、義務、ドラマツルギー、劣等感、寂しさ、辛さ、趣味。
そう、心があった。
心を映し出すものだったんだ。
ああ、私のイノセンスはここにあったんだな。
別に下手でもいいじゃない。
会話ではないかもしれないけれど、心の描写は立派な自分とのコミュニケーションだ。
ちょっとは達成感があるし、メンタルヘルスにいいね。
素直に生きてこられた。
それがここだったんだ。
本当に、今気づいたんだ。
別に時間がかかっても、うまく言葉が出なくても、毎日続かなくても、どうだっていいや。
それも素直な私だからね。
ちょっとだけ、毎日が楽しくなってきたね。
続けてみようかな。